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有限会社ハイランド

儲け主義より現場主義

有限会社ハイランド
代表取締役社長 高地正夫



 ハイランドでは、部材を含めたディスプレイ全般の画像検査装置を製造・販売しています。その中でも特に、明るさの分布や色のパターン、つまりパネル上のムラを画像を使って検出し、OK/NGの判断までを行う装置が主体です。
 この業界に入って12年になります。あるメーカで発生したOEM製品の回収業務を請け負ったことに端を発します。ディスプレイの色に関するクレームがついたのです。色は好みによるところが大きいのでやりたくはなかったのですが、引き受けることになりました。回収したクレーム品を検査・調整して再び納品すると納入先でOKとなるのですが、そこで使用した検査装置を売り出そうということで、そのメーカと一緒に検査装置のビジネスを立ち上げることになったのです。売り出してから3年後にそのメーカで事業部の整理があり、検査装置から撤退することになりました。その時点ですでに30台ぐらい装置を納品していたので、その面倒を見続けるという格好で今に至っています。
 それ以前は民間の研究所の特注品を専門にやっていました。予算的に難しいとか、スペックシートがほとんどないような仕事が主体でしたね。業種問わずに電気分野から生化学まで、いろいろな装置を作りました。担当者の方と話しているうちにいろいろ覚えていきました。何せ特注品ですから、要求される部品がそうはありません。なければ自分たちで開発するしかありませんでした。キーになるカメラも、使えるものを探して、アプリケーションに合わせて改造せざるを得ませんでした。改造するには2、3台壊すのは当然でした。お蔭で、この時代に当社の技術のベースができあがったと思っています。

FPD検査の傾向

 画像を使った検査の比率は、バックライトが6割、フィルムを含む部材関係が2割、それからLCDパネル本体そのものが2割というところです。以前はパネルメーカが多かったんですが、最近はバックライトから部材メーカの方に検査対象が移ってきています。フィルムの配光特性や、拡散特性が複雑になってきているからだと思います。パネルは方式もほぼ固定しましたし、品質も底上げされ、あとは生産技術的にどこまでコストを下げられるかというところまできていますね。

ディスプレイ検査の難しさ

 ディスプレイの色というのは、人によって好き嫌いがあって結論が出ないのが難しいですね。その人の目に合うか合わないかなので。それにディスプレイ上の白は、カメラで撮ってもテレビカメラで撮っても青く写ってしまうという、目と機械とのズレがあります。それで最終的に何をもってムラにするのかという判断基準がないわけです。それでも検査装置は、今は各社が中国に進出して、目視検査のばらつきをカバーする、安定性を高める装置として需要があるように思います。


製品の特長

  ハイランドの検査装置は対象がバックライトや部材、パネルであっても共通のものを使用しています。ライン対応のものもありますし、スタンドアローンタイプもあります。入力はCCDカメラで、出力はアナログ出力を使っています。カメラにADコンバータを乗せてしまうとサイズ的にカメラ内部にアンプとADコンバータのスペースが必要になってしまい、周辺回路が作りきれないので、カメラの外でDA変換することを原則にしています。
 カメラの解像度には全くこだわっていませんし、高い解像度は必要ないと思っています。ドット欠陥を見るわけではなく、全体の特性見るものなので、ポイントで測って、そのポイント間でどうなるかという問題を見ているわけです。解像度より他にやることはいくらでもあります。解像度を上げれば上げるほどS/N比の感度が難しくなるので、原理的に共存はちょっとできないですね。そうすると、画像処理のエンジンでごまかさなくてはいけなくなります。処理でごまかしたのは結局撮ったデータではないという怖さが出てきますので、極力生データを使いたい。そこにこだわっています。
 システム全般や、個々の構成のパーツも自社開発するというのは、売るからにはそこまでやらなきゃ失礼だろうと思ってやっています。限られた範囲・条件なら使えます、というのはユーザに対しても失礼だろうと考えています。

今後の展望

 最近関心があるのは「照明」です。照明の光源と質に関して興味があります。単に“照らせばいい”から少し前に出るべきじゃないかと考えています。蛍光灯がいずれは使えなくなる、そのときに次の光源はどうするべきか。それと同時に今までただ明るくすればいいという世界から、明かりに何を求めるかまで入っていかなければならないでしょう。画像処理の90%は照明テクニックだと思いますね。光源でなく照射面の質を考えるべきだと思います。照明のムラを後から画像処理で補正してというのは理論として違うのではないでしょうか。後処理を一工程でも減らすことはかなり大きな要素です。今後は光源を含めて照明のあり方を広げていきたいですね。そうすると作る装置も、画像処理の方向性そのものも変わってくると思います。

企業案内
  • 有限会社ハイランド
  • 所在地:〒113-0001 東京都文京区白山1-17-5 日応ビル
  • TEL:03-5840-9168
  • FAX:03-5840-9168
  • URL:http://www.hi-land.jp/
  • 創立:1986年8月